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活動報告

活動報告

【2023年度実証レポート】三重県桑名市 国土交通省の実証調査事業に採択 自動運転レベル4の実現に向けた実証実験を実施しました。

三重県桑名市、三重交通株式会社、長島観光開発株式会社、アイサンテクノロジー株式会社、A-Drive 株式会社、株式会社ティアフォー、三菱電機株式会社、損害保険ジャパン株式会社、KDDI 株式会社は、国土交通省の地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)に、これまでの実証実験で構築した官民・地域の連携体制を活用し、将来的に自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスを構築することを目的とした事業提案し、採択されました。同事業の趣旨に則り、将来的な自動運転レベル4を活用した移動サービスの実現に向けた実証実験を実施しました。

 

実施概要
実証実験の目的
■観光都市における自動運転サービスの社会実装に向けた技術・運用・事業性検討・確立
■観光都市における自動運転サービスの社会受容性の確立

運行期間
2023年12月19日(火)~2023年12月22日(金)

走行ルート
■公道ルート
・対象路線:ナガシマスパーランド~なばなの里
・走行距離:15km(往復)
・自動運転 SAE レベル:レベル 2(原則、自動運転(必要に応じて手動操作))

■駐車場ルート
・対象路線:ナガシマスパーランド駐車場内
・走行距離:2km(往復)
・自動運転 SAE レベル:レベル 2(原則、自動運転(必要に応じて手動操作)

運行車両

  • Minibus(公道ルート)

J6

・車両定員 25人 (実験中の乗車枠13名)
・最高速度 車両機能上限 70km/h (実験時の上限 35km/h)

  • GSM8(駐車場ルート)

GMS8

・乗車定員 9名 (実験中の乗車枠7名)
・最高速度 車両機能上限 19km/h (実験時の上限も同様)

企業名等 主な役割
桑名市役所 事業全体の企画、進捗管理、成果測定等
三重交通株式会社 自動運転車両の遠隔管制、車両運行管理、交通ビジネス検討
長島観光開発株式会社 レベル4自動運転移動サービスの検討、実証フィールドの提供
アイサンテクノロジー株式会社 自動運転実証実験運営、高精度 3D 地図の提供
A-Drive 株式会社 自動運転社会実装コンサルティング 事業性検証
株式会社ティアフォー 自動運転車両の提供、自動運転に係る技術支援
三菱電機株式会社 予約システム及び運行管制システムの提供
損害保険ジャパン株式会社 自動運転リスクアセスメント(事故の予防)第3者評価
KDDI 株式会社 自動運転車両ならびに遠隔監視システムとの通信提供


今回の実証実験においては「自動運転車両2種を使い分けた、公道と企業敷地内での同時実証」が大きな要となりました。

国内有数の入場者数を誇る遊園地ナガシマスパーランドにおける、約1万5000台収容可能な大駐車場内の移動が課題となっている中、環境に配慮をしたグリーンスローモビリティ「GSM8」が走行しました。

Minibusは、ナガシマスパーランドと、なばなの里を結ぶ片道約7.5kmの公道を、スパーランドの大駐車場を経由して往復しました。

大駐車場内における試乗の様子です。

今回、遠隔監視の実験も併せて実施し、車両内外の安全性を遠隔監視室からシステムで確認しました。画像の乱れもなく、安定した通信を維持することができました。


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