2024年1月24日、岡山県備前市において、自動運転バスの走行実験を「国特別史跡・旧閑谷学校(同市閑谷)―JR吉永駅(同市吉永町吉永中)」間で実施し、地域交通の維持を目的に、安全性や運行できる範囲などを検証しました。
備前市内には市営バスが10路線運行していますが、運転手不足などによる路線維持が課題となっています。本実証を通して、持続可能な公共交通手段を検証いたしました。
【実証概要】
〇テスト走行及び車両調整
期間:2024年1月11日(木)~1月22日(月) 土日を除く(※この期間は、不定期で走行)
〇実証運行による走行
日程:2024年1月24日(水)~1月27日(土) 10時~16時10分迄
乗車定員:6人
運行区間:国特別史跡・旧閑谷学校(同市閑谷)―JR吉永駅(同市吉永町吉永中)の往復約10kmの区間(片道1便として計8便)
〇車両:GSM8(ジーエスエムエイト)
グリーンスローモビリティの環境にやさしい車両で、時速20キロ未満で、片道を35分かけて走行しました。
自動運転での対応が難しいトンネル内や後続車両に道を譲る際などは、同乗する運転手が手動に切り替えて運転しました。
実験は安全確保のため、ドライバーが乗車しサポートする「レベル2」で行われました。
開始を前に23日の関係者試乗の際に、旧閑谷学校入り口での出発式で吉村武司 備前市長が「人口減や運転手不足で地域交通は大きな変革期。持続可能な公共交通を模索していきたい」と述べられました。
【関連情報】※外部リンク
2024/1/12 備前市
自動運転バスの走行実験が始まります!乗車予約を受け付け中!
https://www.city.bizen.okayama.jp/uploaded/attachment/23465.pdf
2024/1/23 KSB瀬戸内海放送
備前市が「自動運転バス」の走行実験 市民の移動手段の確保へ 岡山
https://youtu.be/xCkbNortRNc