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活動報告

活動報告

【宮城県仙台市】令和6年度 仙台市自動運転実証事業 「青葉山グリーン回遊プロジェクト」に参画しました

仙台市では、回遊性の確保が課題となっている青葉山エリアにおいて、自動運転等を活用した先端的サービスの実装を目指す青葉山グリーン回遊プロジェクトを推進しています。

今年度のフィールド、実装を目指す青葉山エリアは、伊達政宗公縁の仙台市を象徴する代表的なエリアで、急カーブや急勾配といった全国にも珍しい実証実験のフィールドとなっています。この青葉山エリアの地下鉄東西線国際センター駅と仙台城跡の区間において、路線バスの乗務員不足や観光地における二次交通の確保などの社会課題の解決を目的とした自動運転の実証実験プロジェクトに当社も参画いたしました。

 

今年度の実証実験概要
運行期間: 2024年10月20日~10月22日、2024年10月25日~10月27日
試乗乗客定員:各回14名
運行頻度:9時~16時(1時間間隔で運行)
乗車料金:無料

 

【使用車両】
ティアフォー製自動運転小型EVバス「Minibus」
乗車定員          25人
自動運転時の乗客定員 14名
車椅子スペース 1箇所
最高速度          35 km/h (手動時は70km/hで走行可能)
航続距離          最長約150km
詳細はこちら https://aisan-mobility.com/lineup/adv/

 

【走行ルート】
・仙台城跡方面
地下鉄東西線国際センター駅(発) → 仙臺緑彩館(経由) → 仙台城跡(着)

・国際センター駅方面
仙台城跡(発) → 仙臺緑彩館(経由) → 地下鉄東西線国際センター駅(着)

 

 

【実証実験実施体制】

仙台市 事業全体の企画
パシフィックコンサルタンツ株式会社 事業統括/実証実験関連対応
宮城交通株式会社 運行管理/運行計画策定
A-Drive株式会社 車両調達/技術検証補助
アイサンテクノロジー株式会社 自動運転システム対応/技術検証補助

 

 

実証実験の様子をレポート!

 

一般運行前日の関係者試乗(10月19日)には、郡和子仙台市長にも乗車いただき、仙台市の自動運転実証実験がスタートしました。

 

 

郡和子仙台市長乗車後の取材に対して、
「自動走行を体験し、安全と安心を兼ね備えて技術がここまで来ていると感激した。」
「公民連携でこの取り組みを進められることに大きな意味がある。観光の二次交通確保や運転手不足といった社会課題解決に向けて、大きな一歩を踏み出せた」
と、コメントいただきました。

 

 

国際センター駅から出発した自動運転EVバス。今年度は自動運転レベル2にて運行しました。乗車の際は予約も不要、どなたでもご利用いただくことを可能とし、利用者の声を聞き社会受容性の検証も行いました。

 

2車線道路の右折レーンへの車線変更、右折時の対向車の位置や速度、歩行者なども考慮し適切なレーン変更や右折も行えています。

 

仙台城跡に向かう中、全国の実証実験フィールドでも珍しい急カーブや急勾配での自動運転。このような道路形状が特殊なエリアにおいても自動運転が実現できることを検証しています。

 

 

自動運転レベル4を見据えた遠隔監視システム。実証実験本番前には通信状況の調査を実施し、本番では車外監視カメラと車室監視カメラにてモニタリングします。

 

一般運行も多くのお客さまにご乗車いただきました。

 

来年度以降も社会実装に向けて段階的に技術面、サービス面での知見を積み上げていき、自動運転レベル4を踏まえた取り組みを青葉山グリーン回遊プロジェクトにて推進支援をしていければと考えております。

 

【関連情報】

2024年10月21日 東日本放送
自動運転のEVバス 運行実験始まる 2025年度以降に無人運転実験へ 仙台市
https://www.khb-tv.co.jp/news/15474400

 

2024年10月17日 河北新報
「自動運転EVバス」仙台で20日から運行 青葉山地区の2・4キロで実験
https://kahoku.news/articles/20241017khn000032.html

 

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