当社は、愛知県常滑市が同市内で実施をする自動運転バス実証実験に参画いたしました。
常滑市では、2017年度から愛知県による自動運転の実証実験が行われてきており、空港島・りんくう町だけでなく、常滑駅まで自動運転バスが走行するなど、実装に向けて着実にステップアップしてきました。
これまでの実証実験の成果をもとに、将来の地域への導入を見据えて、市独自での実証実験を実施し、自動運転技術を活用した持続可能な移動サービスを構築することを検証いたしました。
本件は、国土交通省「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)」に基づくものとなります。
【運行概要】
運行ルート
常滑駅~りんくう常滑駅~ウィンボとこなめ~常滑駅(約4・3km)
運行車両
大型バス(いすゞ自動車の『エルガ』ベース)
定員は24名(18名での乗車)、最高速度性能は60km/h
自動運転レベル
レベル2(2025年に一部レベル4化を目指した実証)
※ 自動運転レベル2…システムが前後及び左右の車両制御を実施するもので、運転手が監視
実施体制
団体・企業 | 役割 |
---|---|
常滑市 | 事業企画・進捗管理 |
アイサンテクノロジー株式会社 | 自動運転実証実験の実施、高精度3DMapの製作 |
知多乗合株式会社 | 自動運転バス運行 |
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 | 通信調査、車両・遠隔監視システムの通信 |
損害保険ジャパン株式会社 | リスクアセスメント |
SOMPOリスクマネジメント株式会社 | リスクアセスメント第三者評価 |
株式会社東海理化 | 遠隔監視システム提供 |
株式会社ティアフォー | 自動運転システムの技術支援 |
日本工営都市空間株式会社 | 運営支援・社会受容性調査 |
名鉄バス株式会社 | ドライバー研修 |
実証実験の様子をお知らせします。
常滑駅から、りんくう常滑駅に次いで、ウィンボとこなめを走行し、常滑駅に戻るという約4・3kmの周回コースを走行。関係者による試乗も実施しました。
試乗された方からは「昨年度よりも乗り心地が良くなったと」という感想もいただきました。
・実証実験の様子
ラッピングされたバスの外観と参加各社のロゴマークの画像です。
・車両内の様子
走行時の自動運転の状況やセンサーで周囲環境を検知している状況が車両内のモニターに映し出されています。