奈良県宇陀市では、通院・買い物などの日常生活を支える、新たな移動サービスを検討するため、自動運転などの最新技術を活用した実証実験を令和5年度より実施しています。
令和6年度は、昨年度の実証から得られた知見をもとに、自動運転バスについては「榛原(はいばら)駅」、「天満台東三丁目」までルートを広げ、路線バスに近い感覚で利用いただけるよう変更いたしました。
本年度の更なる走行ルートの安全性、社会受容性、サービス適用性などを検証する実証実験に当社も参画いたしました。
車両
Minibus(ミニバス)
乗車定員13名(ドライバー・乗務員を除く)
運行速度 最大35km/h
実験期間
2024年11月6日(水)~11月23日(土)※日曜運休
※乗車無料
運行ルート
片道約4.3km(所用時間約20分)
〇天満台東三丁目→天満台東二丁目→天満台西四丁目→天満台西二丁目→ひのき坂→ひのき坂南→宇陀市立病院→榛原駅北口
〇榛原駅北口→宇陀市立病院→ひのき坂南→ひのき坂→天満台西二丁目→天満台西四丁目→天満台東二丁目→天満台東三丁目
実証実験実施体制図
株式会社長大 |
順風路株式会社 |
アイサンテクノロジー株式会社 |
株式会社ティアフォー |
損保ジャパン株式会社 |
KDDI株式会社 |
奈良交通株式会社 |
日本電気株式会社 |
参考
2024年10月23日 宇陀市
令和6年度宇陀市自動運転実証実験について
https://www.city.uda.nara.jp/s-suishin/kurashi/koutsuu/bus/automaticmobility2024.html
(※外部リンク)
2024年11月11日(月)の様子をレポート!
早朝雨の天気から徐々に回復。青空も見える中での走行となりました。
宇陀市榛原駅周辺は鳥見山をはじめとする山々に囲まれた地域で、江戸時代に宿場町として栄えました。街道のあちらこちらに当時の様子が感じられました。
榛原駅には今回の実証実験のチラシやポスターが設置されていました。
駅周辺には、宇陀市のマスコットキャラクターであるウッピー(写真左)と八っぴー(写真右)の姿もありました。
天満台東三丁目より走行スタートです!
「天満台東三丁目発→榛原駅北口行」のルートは、多くの方に試乗頂きました。
榛原駅(北口)での降車の様子です。
実証実験用のバス停です。(榛原駅北口バス停)
対向車の情報などを自動運転車両に通知する路線協調システムによる自動運転支援についても、本年度より検証を行っています。
自動運転車両内の様子です。自動運転の仕組みについてもご説明いたしました。
乗客席から見える位置に、自動運転車両情報が表示されたモニター画面が設置されています。
11月16日(土)には、金剛一智 宇陀市長も公務の合間を縫って試乗に駆けつけてくださいました。
一般試乗にて乗車頂いた皆様から
「去年も利用した。去年より乗り心地は良くなった」 (男性)
「今回2回目の利用。便利です」(女性)
「坂道のブレーキが気になった」(女性)
「少しガタガタしたけれど、そこまで気にならなかった」(女性)
「駅へ向かう際のニーズはあると思う」(男性)
様々なお声掛けを現地にて頂きました。
【関連情報】
2024年11月06日 NHK(奈良 NEWS WEB)
宇陀市で自動運転バスの実証実験始まる 昨年度に続き
https://www3.nhk.or.jp/lnews/nara/20241106/2050017187.html