「Level IV Discovery(レベルフォー ディスカバリー)」をキーワードに、自動運転の社会実装を推進している損保ジャパン、ティアフォー、アイサンテクノロジーの3社と長野県塩尻市が共同主催として、2025年3月6日に第7回シンポジウムを開催し、盛況のうちに閉幕しました。
塩尻市では、2025年1月に運転席にドライバーを配置しない自動運転レベル4の公道走行を開始しました。レベル4取得に至るまでの取組み発表や、今後の「自動運転とまちづくり」などについてパネルディスカッションを行いました。
【開催概要について】
日時:2025年3月6日(木)9:30~19:30
(1)セミナー
①一般公道混在空間における自動運転 Level4 運行に関する発表
②パネルディスカッション
第一部 自動運転の社会実装について
第二部 自動運転をきっかけとした新たなまちづくりについて
(2)自動運転EVバス「Minibus」車両試乗(レベル2での走行になります)
(3)自動運転に関連する体験・紹介ブース
日時:3月7日(金)9:30~14:00
(2)自動運転EVバス「Minibus」車両試乗(レベル2での走行になります)
(3)自動運転に関連する体験・紹介ブース
会場:中信会館 – セミナー会場
(長野県塩尻市大門一番町8-17)
core塩尻 – 試乗会、体験・紹介ブース
(長野県塩尻大門一番町7-1ウイングロードビル2階)
参加方法
現地参加のみ
本レポートでは、その模様を現地からお届けします。
セミナーでは、今年度実施した「自動運転レベル4」に対する申請及び「特定自動運行主任者」に対しての取り組みの発表と、レベル4自動運転の実証や課題、行政や交通事業者における二次交通と自動運転に対するパネルディスカッションが行われ、自動運転技術の最前線の取り組みや取り組みの中で苦労したこと、将来に向けての話などについて議論が交わされました。
セミナーの様子
また、セミナーの後に開催された情報交換会では、塩尻市から名産のワインも振舞われ多くの参加者が熱心に議論を交わしました。
「Minibus」車両試乗にて
試乗会では、レベル2の自動運転EVバス「Minibus」が実際に運行され、参加者がその走行性能を体験しました。車内では「スムーズな加減速が印象的」「想像以上に安定感がある」といった声が聞かれ、将来的なレベル4実現への期待が高まりました。
展示・体験ブース – 最新技術を間近で
会場には、自動運転に関連する企業の展示・体験ブースも設けられ、
高精度3Dマップ技術の紹介
AIによる交通データ解析
自動運転センサーのデモンストレーション など、最新技術に触れる貴重な機会となりました。
画像は遠隔監視体験の展示風景となります。
画像は地図作成体験の様子です。
参加者からは「自動運転技術の発展が、これほど現実的な段階に来ているとは驚き」「可能性を感じた」といった声が上がり、技術の社会実装に向けた関心の高さが伺えました。
今回のシンポジウムは、塩尻市の自動運転実証実験を全国に発信する重要な場となりました。企業・自治体・住民が一体となって進めるこの取り組みは、今後の自動運転社会のあり方を示唆するものであると考えております。アイサンテクノロジーとしても、引き続き技術開発を推進し、安全で快適なモビリティの実現に貢献してまいります。
【関連情報】
2025年2月3日 Level Ⅳ Discovery
「第7回Level Ⅳ Discoveryシンポジウムのお知らせ」
https://bucketeer-5e0e036d-78c2-453d-9a3b-a4ce2c5ebb26.s3.amazonaws.com/public/news/20250203/%E7%AC%AC7%E5%9B%9E%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A02503.pdf
2025年2月6日 一般財団法人 塩尻市振興公社
「第7回Level Ⅳ Discovery × core塩尻 シンポジウム 開催のお知らせ」
https://core.shiojiri.com/news/2025/02/06/1818/