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活動報告

公益社団法人自動車技術会「第9回モビリティガバナンス社会実装検討委員会」に登壇しました

2025年9月4日、公益社団法人自動車技術会が主催する「第9回モビリティガバナンス社会実装検討委員会」にて、当社モビリティ・DXビジネスグループ  モビリティ事業本部 モビリティサービス事業部 部長 山崎祐嗣が登壇しました。
今回のテーマは 「自動運転社会実装に向けての取組みと課題」として、これまでの実証実験の実績や事例、そして社会実装に向けた課題についてお話をしました。

講演の内容
冒頭、部長 山崎が語ったのは、当社が大切にしているミッション。
それは「地域交通の担い手不足を、自動運転で解決していくこと」。

スクリーンに映し出されたスライドには、全国各地で取り組んできた実証の様子が次々と紹介されました。
2016年から160回以上の実証を重ね、2024年度には塩尻市でレベル4自動運転を実装。さらに2025年度は、全国20件以上の実証に参画する予定です。

講演では塩尻市や平塚市での事例を写真や動画を交えながら説明をしました。

 

社会実装に向けた課題
講演の後半では、社会実装に向けた具体的な課題が取り上げられました。

・人材やインフラを含めた環境整備
・車両購入を含めたイニシャルコストと運行するためのランニングコスト
・認可取得までに要する期間
・事故時の責任分解
・技術の高度化・標準化(TIER IVとの連携)
・社会受容性として地域住民の理解と協力

特に「社会受容性」に関する取り組みは会場の関心を集めました。

 

会場からの質問
講演後の質疑応答では、
「AI時代における地図の役割」
「公共交通の継続性とコスト問題」
「レベル4申請、承認までの期間短縮」
「事故発生時の対応と責任」
といった現実的な質問があり、登壇者と参加者の間で意見が交わされました。

今回の登壇を通じて、改めて「自動運転は技術だけではなく、社会全体で取り組むテーマである」ことを実感しました。
アイサンテクノロジーはこれからも、自治体・企業・地域のみなさまとともに、自動運転の社会実装に向けて歩んでまいります。


【関連情報】
これまでに実施しました自動運転の動画の様子はこちらから
「Aisan Technology Mobility You Tube Channel」
https://www.youtube.com/@AT-sg3rv

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