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活動報告

【神奈川県川崎市】「KAWASAKI L4 Bus Project」に参画しました【羽田連絡線ルート】

当社は、神奈川県川崎市が推進する「KAWASAKI L4 Bus Project」に参画しています。
本プロジェクトは、2027年度における自動運転バス・レベル4の実装を目指し、段階的に実証実験を進める取り組みです。
今年度は、大師橋駅と天空橋駅を結ぶ「羽田連絡線」において、中型バス「Minibus2.0」に加え、いすゞ自動車製の国産大型バス「ERGA(エルガ)」1台を新たに導入し、計2台体制でレベル2の実証運行を実施しました。

なお、川崎駅と市立川崎病院を結ぶルート「川崎病院線」については、2026年1月頃の運行を予定しています。

■ 実証概要
【羽田連絡線】
対象車両:自動運転バス「Minibus2.0」
期間:2025年9月22日~11月26日(土・日および一部平日を除く)11:00~15:00
区間:大師橋駅(川崎市川崎区)~天空橋駅(東京都大田区)
運賃:有料

対象車両:いすゞERGA
日時:2025年10月3日・6日・7日・8日(平日)11:00~15:00
区間:大師橋駅~天空橋駅~大師橋駅(乗降は大師橋駅のみ)
運賃:無料

 


川崎市が推進する自動運転バスの実証、「KAWASAKI L4 Bus Project」がスタートしました。

今回は、Minibus2.0に加えて、いすゞ自動車製の大型バス「ERGA」が新たに登場しました。10月3日から8日までの4日間、試乗会限定で無料運行が実施となり、より実用段階に近い形での検証が進められました。

川崎の街を背景に、「ERGA」と「Minibus2.0」が交差する光景は、技術の進化とともに広がる次世代モビリティの可能性を強く印象づけるものでした。

 

10月23日からは、新しいラッピングデザインのMinibus2.0が登場。
川崎の名物「くず餅」「川崎餃子」「レッサーパンダ」など、地域の魅力を描いたカラフルなイラストが街を明るく彩ります。

Minibus2.0は、川崎鶴見臨港バスが路線バスとして営業運行を行っている「大師橋駅(川崎市川崎区)~天空橋駅(東京都大田区)」区間を走行。運転手が監視する「レベル2」での自動運転を実施しました。

クレジットカードやICカードで乗車をしました。
(筆者は名古屋からの参加のため、交通系ICカード「manaca(マナカ)」を使用しました)

途中、キングスカイフロントのバス停に停車しながら目的地へと向かいました。

 

 

この多摩川スカイブリッジは、徒歩や自転車でも渡れる橋として知られ、橋の上からは次々と離着陸する飛行機を間近に眺められる絶景スポットです。
晴れた日には富士山が見えることもあり、まさに「走るだけで景色がご褒美」な区間です。

自動運転バスは、その区間を安定して走行し、都市と自然が調和する川崎ならではの風景の中で実証が行われました。川崎の風景と先進技術が交わることで、地域に根ざした新たな公共交通のかたちが描き出されたように感じました。


【製品情報】
自動運転バス「Minibus」
自動運転車両・システム構築

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