TechGALAは、社会課題と産業の未来を見据え、最先端技術や新たな価値創出について議論・発信する大規模カンファレンスで、2026年1月27日~29日にかけて愛知県名古屋市で開催されました。
本セッションは、自動運転技術の社会実装が現実の課題となる中、地域社会・行政・産業・学術・金融それぞれの立場から、どのように連携し価値を共創していけるかを深掘りすることを目的とし議論されました。
【セッション概要】
開催場所:中日ビル 6F Cステージ
開催日時:2026年1月28日(水) 11:20〜12:05
テーマ:「価値共創」が広げる自動運転の世界 ~産官学金で挑む新たなモビリティ社会~
【登壇者一覧】
内藤 裕規 氏(三菱UFJ銀行・産業リサーチ&プロデュース部長)※モデレーター
宮本 英 氏(アイサンテクノロジー株式会社・副本部長)
土井 健輔 氏(愛知県・次世代モビリティ産業課 課長)
赤木 康宏 氏(名古屋大学・未来社会創造機構 特任教授)
脇田 裕二 氏(名古屋市・交通企画・モビリティ都市推進課 課長)
本レポートでは、登壇者の一員として参加したアイサンテクノロジー株式会社 副本部長・宮本英の講演内容を中心に、会場で感じた議論の方向性や気づきを、参加社員の視点からレポートします。

宮本担当のセッションの要旨としては
・アイサンテクノロジーの取り組みとして、高精度3次元地図を基盤とした自動運転支援や、全国各地で進む実証実験の現状についての紹介
・自動運転を単なる技術開発に留めるのではなく、地域課題やサービス設計まで含めた「社会実装」として捉え、行政や研究機関と連携しながら前進させていく重要性
・また、今後の自動運転ビジネスにおいては、車両そのものだけでなく、移動時間や車内空間の価値をどう創出していくかが鍵になるという考え方
について紹介がありました。
また、セッション全体を通しては、行政、大学、金融機関それぞれの立場から、自動運転を取り巻く課題や期待について意見が交わされました。
運転手不足や高齢化といった社会背景、制度設計や都市交通とのバランス、地域住民との合意形成など、自動運転を「技術」ではなく「社会の仕組み」として捉える視点が共通して語られていた点が印象的でした。
密度の高いセッションの中で感じたのは、自動運転がすでに「未来の話」ではなく、現実の課題に向き合うフェーズに入っているということを実感しました。
技術、制度、研究、資金――それぞれの立場が単独で動くのではなく、重なり合う部分を見つけながら進めていくことについての、重要性を改めて認識する機会となりました。
今回得られた視点や気づきを、今後の自動運転サービス開発や地域連携の取り組みに活かしていきたいと考えています。
【関連情報】
自動運転実証・社会実装サービス