本取り組みは、愛知県小牧市が進める自動運転実証調査事業として実施されたもので、市民の日常生活を支えるコミュニティバス、こまき巡回バス「こまくる」の将来的なサービス維持に向け、懸念される路線バスの運転手不足に対応するため自動運転に関する情報収集、分析及び検討などを行うとともに、これまでの実証調査で明らかとなった様々な課題を踏まえ、レベル4自動運転の許認可申請に必要な諸条件の洗い出しやコストの検証等を行うことを目的としています。アイサンテクノロジー株式会社は、NTTドコモビジネス株式会社、あおい交通株式会社をはじめとする関係機関と連携し、高精度3次元地図の作成や車両調律、現地運行支援などを通じて、本取り組みに参画いたしました。
■概要

愛知県小牧市桃花台地区において実施され、桃花台ニュータウンを周回するルートで運行が行われました。
住宅地や学校周辺、交差点、ロータリー区間などを含む実際の交通環境下で走行し、自動運転技術の安全性や運行面における課題の検証を進めました。
実施期間:2026年1月22日~2月6日
使用車両:Minibus Ver2.0
自動運転レベル:レベル2
【体制図】
| 小牧市 | 事業主体 |
| NTTドコモビジネス株式会社 | 全体統括・管理 |
| あおい交通株式会社 | ドライバー・遠隔監視員派遣 |
| A-Drive株式会社 | 実証統括 |
| アイサンテクノロジー株式会社 | 高精度3次元地図の作成、自動運転バス車両調律、現地運行支援 |
■取り組み内容
本運行では、自動運転バスの運行を通じて、走行性能や安全性の確認だけでなく、将来的なレベル4自動運転サービスの導入を見据えた課題抽出を行いました。特に桃花台地区特有の道路環境に対応するため、事前の走行調律やドライバー教育を実施し、安全な運行体制の構築に取り組みました。
また、遠隔監視体制の構築・運用についても検証を行い、将来的な運行管理の効率化に向けた知見の収集を進めました。
■地域理解促進への取り組み
地域住民や学校と連携し、自動運転技術への理解を深めていただくための活動も実施しました。
小中学校では、自動運転車両の見学やLiDARセンサー体験を交えた特別授業を実施し、自動運転技術の仕組みや地域交通が抱える課題について学ぶ機会を提供しました。こうした活動を通じて、自動運転技術やサービスへの理解を深めていただくとともに、地域における自動運転への理解促進に努めました。

■現場担当者の声
今回のルートには18か所のバス停があり、往復で停車することを考えると実質35か所の停車位置に対する正着調整が必要でした。これはアイサンテクノロジーがこれまで携わった自動運転の取り組みの中でも、多くの停車位置を有するルートでした。ひとつひとつのバス停で狙った位置に停車できるよう停車位置を最適化するため、細かな調律を実施しました。
また、試乗者の皆様からいただいたご意見も踏まえ、更なる乗り心地の向上に取り組んでいます。今後も、より安全で快適な自動運転サービスの実現に向け、改善を重ねてまいります!