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GNSS-Explorer

GNSS-Explorer

GNSS-Explorerとは、GNSS実証実験の計画から
報告書作成までをサポートするツールパッケージです。

準天頂衛星の実用化をはじめ、高精度測位を利用できる社会になりつつあります。しかしながら提供するサービス・製品の評価は容易ではありません。特に移動体測位の評価は、地図と重ねるだけでは統計的な評価はできず、十分な品質管理は困難です。そこで、これまで当社が自動走行向けの衛星測位評価実験等で蓄積してきたノウハウを、ソフトウェアパッケージにまとめました。

GNSS-Explorer

ForecasterはTLE(two line elements:2行軌道要素)と呼ばれるデータからGNSS衛星の軌道を計算するツールです。

Forecasterの画面1

Forecasterの画面2

指定した観測点と観測時間帯における、衛星配置、衛星数、DOP、仰角をグラフとして表示することができます。作成したグラフは画像ファイルとして保存することもできます。また、仰角マスクの設定や、衛星システムの選択などの軌道計算の条件設定や、グラフの詳細な表示設定も可能です。GNSS観測の計画作成時に役立つ機能を備えています。

NWatcherはNMEAファイルを可視化するツールです。

NWatcherの画面1

NWatcherの画面2

緯度、経度、標高、DOP等を時系列グラフとして表示できる他、Web地図上に観測点をプロットすることができます。複数ファイルを同時に表示し比較することも可能です。NWatcherはグラフ表示機能の他に、時刻/範囲指定によるファイル分割機能や、画像ファイルや別フォーマットファイル(CSV,KML)へのエクスポート機能、統計計算機能も備えています。GNSS観測で取得した測位データの一次評価のためのツールです。

Mobcatは、観測で得た位置情報(NMEAファイル)を
MMS等で取得した参照値により比較評価を行うツールです。

Mobcatの画面1

Mobcatの画面2

Mobcatの画面3

比較評価した結果は、MCEフォーマットと呼ばれる当社独自の形式で出力します。MCEフォーマットは、エポック時刻、累積距離、参照点・比較対象点の座標値、進行・左右・垂直・水平方向誤差、推定速度など様々な評価データを含みます。基本機能としては、参照値を補完する「時刻同期」機能、国土地理院が公開している「日々の座標値(F3解)」を利用した「地殻変動補正」機能、観測データのジオイド高を正確なジオイド高に差し替えて計算を行う「ジオイド挿入」等、正確な比較評価を行う機能を実装しています。また、出力ファイルは開始時刻、終了時刻を指定することで分割出力が可能です。

GraphMakerはMobcatで作成したファイルから
グラフと統計データを作成するツールです。

GraphMakerの画面1

GraphMakerの画面2

折線グラフ、分布図、移動軌跡、ヒストグラム、累積グラフなど、多彩なグラフをワンクリックで作成・出力することができます。また、画面グラフ上の任意の点をダブルクリックすることで、選択したデータの値やファイルの情報を簡単に確認することができ、特徴点の解析やデータ確認にも有用です。更に測位率、Fix率、平均値、標準偏差、RMS等の各種統計値や、範囲毎のデータ数・割合等の出力機能も備え、論文・報告書等に使用するグラフやデータの作成をサポートします。

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