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地方自治体

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人手不足やコスト問題などの課題を解決する自動運転による移動サービス

車の自動運転は個人個人の安全な運転を実現するだけではなく、日本の社会にも大きく貢献することが期待される技術です。また、少子高齢化に伴い、運転者不足や公共交通機関の運営コストの重い負担など、さまざまな課題があります。

これらの解決策として注目を集めているのが、自動運転によって行われる移動サービスです。自動運転サービスのレベルの高度化により、安全性や運送効率が向上し、実用化が見えてきます。当社では、自動走行システムを活用したサービスの実現に向けて、全国100か所以上のフィールドで、実証実験も行ってきております

実証実験では自動運転の車両性能にあわせて、天候や道路環境などが自動運転にどれくらい影響を与えるのかの調査に加えて、社会的受容性の向上などの取り組みも行います。
各自治体における実施事例をご紹介します。

事例:長野県塩尻市

塩尻市は、2つのJR駅を中心にそれぞれ形成された市街地とその周辺に点在する農山村地域からなるコンパクトな田園都市で、コミュニティバスを中心とした地域公共交通が運用されていますが、ドライバーの担い手不足や、移動ニーズと路線・ダイヤとの乖離等の課題解決を行うことが必要となっています。バスタイプおよびタクシー型乗用車を用いた本実証実験を通して、実用的で公共交通に資する将来のLevel4の実用化を目指した取り組みを積極的に進めました。

タクシー型乗用車を用いた「自動運転」公道モデル実験内容

乗用車タイプ3台を利用した遠隔監視型自動走行(Level2)を公道で実証し、ODD (Operational Design Domain/運行設計領域)と呼ばれる安全な運行の条件、遠隔監視技術の実用性、安全性向上に必要な対策を継続的に検証いたしました。それら検証結果を経て、来年度に向け更に技術レベルを引き上げた走行の実現と将来の実用化を見据えた取り組みへと繋げました。

タクシー型乗用車を用いた「自動運転」公道モデル実証概要

自動運転の技術的側面から、一時的な停車なのか、駐車状態なのかを判別する方法、および駐車車両の回避行動(回避時の対向車有無の確認、及びそれに応じた最適経路の算出等)の開発について検討を進めております。

2021年1月12日(火)~1月20日(金)

走行経路

  1. 塩尻市役所ルート:塩尻駅⇔塩尻市役所(約1.0km)
    遠隔監視自動運転(LV2/1:1および1:2)/非遠隔監視自動運転(LV2)
  2. ワイナリールート:塩尻駅⇔桔梗ヶ原ワイナリーエリア(約6.7km)
    非遠隔監視自動運転(LV2)
  1. 塩尻市役所ルート

    塩尻市役所ルート

  2. ワイナリールート

    ワイナリールート

ルート図の出典:一般財団法人塩尻市振興公社プレスリリース

ITSスマートポールとのインフラ連携

ワイナリールート内の見通しの悪い交差点1か所において付近の既存電柱にセンサー等実験用機材を共架し、 自動運転車両・一般自家用車・ 歩行者・自転車等に対してそれぞれの 接近 情報を 共有することで、交差点進入時の安全性を高めるためのソリューションとして、スマートポールの必要性を検証した。

実施結果

塩尻市においては、2020年度に2回の自動運転実証を実施しました。
1つ目は社会受容性の確認や交通課題を解決する為のバスタイプによる実証と、2つ目は技術実証とよばれる、自動運転車両そのものの技術検証をする実証を行いました。

バスタイプでの実証は、レベル2ながらも近い将来の塩尻市において自動走行車両が、運行される期待感も含め市民の方々に乗って実感頂きました。一方、技術実証においては、タクシー型小型乗用車の車両を複数台使用し、遠隔Level2で市街地運行することに成功しました。

塩尻市においては、今後も継続した場所の提供と支援のもと、技術実証と実装に向けた実証を進めていきます。塩尻市における自動運転については継続して実施がなされ、実用的で公共交通に資する将来のLevel4の実用化を目指した取り組みを推進しています。

タクシー型小型乗用車の車両を複数台使用し、遠隔Level2で、2台の車両がすれ違う様子
写真は2台の車両がすれ違う様子

新たな雇用創出に向けた取り組み

また、塩尻市においては、一人親の家庭を対象とした在宅就労支援のためのプロジェクト「KADO(家働・かどう)」を立ち上げており、家事と仕事で忙しく、新しい技術を学ぶことが難しい一人親の人たちに自立の機会を提供し、将来のキャリア形成に役立ててもらうことを目的とした取り組みを行っています。
当社は塩尻市と協業し、クラウドソーシングで自動運転マッピングデータを地産地消する取り組みを行っています。

安心安全な自動運転に向けた取り組み
Level Ⅳ Discovery(レベルフォーディスカバリー)のご紹介

自動運転技術が浸透する中で、事前のリスク対策は自動運転の社会受容性を高め、安心・安全な自動運転走行を実現する上で欠かせないものです。
損害保険ジャパン株式会社、株式会社ティアフォーと共にLevel Ⅳ Discoveryを共同で開発いたしました。
自動運転車の走行では、センサーの誤検知といった自動運転特有の技術的なリスクや、法令やガイドラインへの抵触リスクなど多岐にわたりますが、今まで培ってきたノウハウを活用しながら全国の自動運転実証実験等で導入しております。
事故のないクルマ社会を目指し、自動運転技術を通じて、自治体や事業者の抱える交通課題解決をサポートする役割を担うことを使命として取り組んでいます。

Level Ⅳ Discovery

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