当社は2017年11月26日(日)~11月30日(木)、富山県南砺(なんと)市の道の駅「たいら」を拠点とした自動運転サービスにおける実証実験に参加をいたしました。
この実証実験は国土交通省が2020年までの社会実装を目指して全国13箇所(※)で随時実施しているもので、高齢化が進む中山間地域における人流・物流の移動手段を確保するのが狙いとなっています。
※(2019年3月29日追記)2018年には道の駅「明宝」・「どんぐりの里いなぶ」「楠こもれびの郷」を含む5ヶ所が新たに実証実験実施場所として選定されました。
〇2017年11月26日~11月30日
〇道の駅「たいら」を起点に走行延長往復約16km (内、200mの4G-LTE通信を用いた遠隔操作による走行区間を含む)
〇本実験では、事前に当社が規定ルートの高精度3次元地図を作製し、これを基にLiDARによる周囲検知を行いながら走行する「車両自律型」技術を用い、「部分運転自動化」や「高度自動運転」の自動運転を実施いたしました。
【実証の目的】
○世界遺産(五箇山合掌造り集落)や周辺観光施設等を自動運転で接続し、新たな観光客の流れを創出
○世界遺産エリアへの周辺地域の工芸品や農産物の販路を拡大
田中幹夫南砺市長が「世界遺産と優れた伝統工芸である和紙があり年間70から80万人の観光客が訪れる五箇山で、地域住民の豊かで幸せな暮らしを担保するための公共交通網の確保は大変重要な課題。観光客も外国人個人旅行者など多様化が進む中で、今回の実証実験の実施は新たな可能性を示すもの。世界一の日本の技術力が中山間地を発展させることを期待したい」と述べられました。
弊社代表取締役加藤淳が挨拶をいたしました。
テープカットの様子です。
実験では、世界遺産の五箇山相倉(ごかやまあいのくら)合掌造り集落と周辺地域の観光施設(たいら郷土館等)を結びました。
5日間の実験で地元住民や高校生、観光客ら約70人が試乗いたしました。
【関連情報】
2017年11月26日、南砺市
道の駅「たいら」を拠点とした自動運転サービス実証実験開始式
https://www.city.nanto.toyama.jp/cms-sypher/www/info/detail.jsp?id=18906
2017年11月16日国土交通省 報道発表記事
「中山間地域における道の駅等を拠点とした自動運転サービス 道の駅「たいら」おいて実証実験をスタート」
発表資料はこちら
http://www.hrr.mlit.go.jp/press/2017/11/171116dourobu.pdf