Line Up
バックパック型3次元マッピングシステム「SEAMS(シームス)」
屋内・森林調査などで機動力を発揮
SEAMSは、バックパック型の本体に、3次元レーザースキャナやカメラ、各種センサーを搭載し、歩きながら周囲環境(全周360度)の3次元点群データを取得するシステムです。SLAM技術※を用いているため、GNSS による位置情報が得られない場所でも、正確な位置情報を取得します。
バックパック型で機動性に優れている為、車両が進入できない悪路や走行が難しい場所、また計測機器の設置が困難な場所や、人の往来が激しい都市部などの計測にも対応が可能です。
※SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)とは、レーザ点群の特徴点をマッチングして、自己位置と点群を同時に推定する技術の意で、屋内などの環境でも自己位置推定を行うことができます。
2022年6月27日に国土地理院から「LidarSLAM技術を用いた公共測量マニュアル」(https://psgsv2.gsi.go.jp/koukyou/public/lidarslam/index.html)が公開されました。
今後、SLAM技術を用いた計測技術の普及・拡大が期待されています。
3次元データ取得活用事例
■都市部調査(車両走行困難箇所)
歩道の計測
公園・遊歩道の計測
都市部狭隘道路の計測
史跡調査
■工場、施設内関連
自動運転のマップ作製
施設・工場の計測
■森林・河川調査
森林調査
特長
- 難しい操作は不要。スイッチ一つで計測可能
- 付属の後処理ソフトで自動点群調整処理の実施
- WingEarth®との連携で、簡単に点群データの編集・加工が可能
WingEarth(ウイングアース)を用いての
3次元地図作成イメージ
製品仕様
商品コード | SEAMS |
---|---|
LiDAR |
|
GNSS |
|
IMU |
|
カメラ |
|
ストレージ | ポータブルSSD |
I/O(dB) | USB端子 ×2(USB2.0規格,Type-A) HDMI端子 ×1 |
OS | Ubuntu Linux OS |
出力ファイル | 点群ファイル(.csv方式) |
重量 | 11.2kg(バッテリ2個使用時) |
外形 | 幅285mm×奥行き170mm×高さ900mm (センサ部含む) |
環境条件 | 屋内/屋外(簡易防滴) |
動作温度 | 0〜55℃ |
動作時間 | 最大3時間30分(バッテリ2個使用時) |
付属品 | ・マキタ リチウムイオンバッテリ14.4V 6.0Ah ×2 ・マキタ リチウムイオンバッテリ充電器×1 ・Samsung外付けSSD TS 500GB ・SIMカード10GB分(最大6ヶ月間) |
- 3D LiDAR、IMU、
GNSS、カメラを搭載 - 場所を問わず、計測可能
- 耐振動性
- 軽量
- コンパクト
- 直感的なUI