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3次元空間情報を
利活用したい
近年、3次元地図は、自動車の自動運転、ドローンの運行管理、防災分野など、
多様な分野において活用が期待され、取組が進められています。
具体的には、自動車の自動運転の分野では、自動運転に必要な3次元地図の構築・流通体制の検討等が官民連携の下で進められており、ドローンの分野では、安全な運航に必要な気象情報や3次元地図をドローン事業者に提供する運航管理システムの実証試験等が行われています。
防災分野では、洪水や津波の浸水解析等に関するシミュレーションや土地の災害リスクをわかりやすく伝える目的などにおいて3次元地図の活用が進められています。
また、地方公共団体においては、産業のイノベーションの創出など、地域課題解決や地域活性化を目的に、多様な分野での活用を期待して3次元地図の整備・提供を図る動きもでてきています。
近年、高精度3次元地図の作成には、MMS(Mobile Mapping System:モービルマッピングシステム)と呼ばれる3次元計測システムが用いられており、レーザー光(LiDAR)、カメラ、人工衛星(GNSS)情報、慣性計測装置(IMU)などで構成される計測システムを用いて、道路の形状や車線情報、道路標識、横断歩道などさまざまな周辺環境情報を記録した3次元地図となります。
自動運転車は、この3次元地図情報と車載センサーが取得した情報を重ね合わせる事で安全な自動運転を行う事が可能となります。